宮本亜門氏「私もがんに負けずに頑張りました!」 高橋大輔主演「氷艶」公演後に氷上へ

 フィギュアスケートのアイスショー「氷艶2019-月光かりの如く-」が26日、横浜アリーナで開幕した。フィギュアスケートと芸術の融合に挑む同アイスショーは2017年に続いて2度目の開催。今回は演出家の宮本亜門氏が世界最古の長編小説といわれる名作「源氏物語」を、「令和版」に大胆に改変。バンクーバー五輪銅メダリストで、昨年現役復帰を果たした高橋大輔(32)=関大KFSC=が主演を務め、光源氏を熱演した。

 初回公演終了後に、高橋に呼び込まれて、宮本亜門氏も登場。4月にステージ2の前立腺がんを公表し、5月に手術。「全員が命を懸けて頑張りました」と出演者をねぎらい「私もがんに負けず頑張りました!」と、笑顔を浮かべた。

 公演後は主催者を通じて「新しいメイドインジャパンのエンターテイメントが出来あがりました!高橋大輔さん始めスケーターのみなさんの歌あり、セリフありの異種格闘技エンターテイメントになりました。稽古前にガンを患い、術後初めて手がけたこの『氷艶』。人生のターニングポイントとなる作品となり、感無量です!」と、コメントを発表した。

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