ラグビー・リーチ主将、津波被害跡地のスタジアムに思い あす7カ月ぶり実戦復帰へ

 「ラグビー・パシフィックネーションズカップ、日本-フィジー」(27日、釜石鵜住居復興スタジアム)

 今季初戦を迎えるラグビー日本代表は26日、釜石鵜住居復興スタジアムで、冒頭10分のみ公開して前日練習を行った。

 フランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=はリザーブに入り、途中出場が濃厚。3月末に恥骨を痛めため、昨年12月15日のトップリーグ順位決定戦キヤノン戦以来7カ月ぶりの実戦。「楽しみ。ケガはほぼ問題ない。走っても大丈夫。変な動きをすると痛いけど、ラグビーをやるには大丈夫」と話した。

 東日本大震災で大きな被害を受けた釜石。スアジアムは津波で流された小中学校の跡地に建設された。

 「芝は、今まで走った中で一番いいし、とてもきれい」と感想を話したリーチ主将。宿舎で夜に全体ミーティングを行うが、「このスタジアムの意味をしっかりと、チームに伝えたい。きょうの夜はラグビーの話はしない」と予告。「ここで試合をすることで多くの人を喜ばせると思っている」と話した。

 メインスタンドにかかる緩やかな弧を描く屋根は、「羽ばたき」の翼、「船出」の帆をイメージして作られた。「2019年の代表初試合が釜石。おもしろいと思う。スタジアムの屋根の作り方、屋根の意味も代表につながる」。釜石から船出し、W杯で大きく羽ばたく。

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