五輪体操会場、9割が完成 木材ふんだん「心地よい」

 2020年東京五輪の体操会場で、建設中の有明体操競技場(江東区)が22日、報道陣に公開された。世界最大規模となる木製屋根の梁や観客席となる木のベンチの設置が終わり、完成率は約90%。木材の使用量は五輪競技会場で最も多く、木の香りやぬくもりを感じられる会場は完成間近を迎えている。

 この日は過去の五輪に出場したオリンピアンも見学し、04年アテネ大会で体操男子団体総合金メダルの冨田洋之さんは「木の香りが心地よくて、天井も高く感じたので(選手は)やりやすいと思った」と印象を語った。

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