ジョコビッチVSフェデラー ウィンブルドン決勝は頂上決戦
「テニス・ウィンブルドン選手権・決勝」(14日、ロンドン)
男子シングルスの決勝が、第1シード、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(32)と、第2シード、世界ランク3位のロジャー・フェデラー(37)の対戦で行われる。テニス史上最高の選手とも称されるフェデラーと、現世界ナンバー1のジョコビッチという頂上決戦となる。
フェデラーはウィンブルドンで史上最多8回の優勝を誇ることから、“芝の帝王”とも呼ばれる。ただ、フェデラーの場合はサーフェイスによらず力を発揮する。多彩なショットでさまざまな局面からウィナーを狙える攻撃力は37歳となった今でも世界最高クラスで、錦織圭も準々決勝で屈した。
対するジョコビッチは昨年のウィンブルドン王者。直近の四大大会では準決勝で敗退した今年の全仏オープン以外で3連勝と、圧倒的な力を発揮している。芝の上を滑るように足を運び、広範囲のボールを確実に打ち返す。また、ウィンブルドンの決勝戦に限ると14年と15年の2年連続でフェデラーに勝利している。
両者の対戦は今シーズンは初めて。いずれにしても、最高峰の舞台で、最高峰の対決が繰り広げられることは間違いない。