ウィザーズ八村、チーム最多19得点「試合感覚戻ってきてる」 指揮官は「まだ少しためらっている」

 「NBAサマーリーグ・ウィザーズ85-88ネッツ」(8日、ラスベガス)

 ウィザーズの八村塁はサマーリーグ第2戦となったネッツ戦で約30分プレーし、19得点7リバウンド、1スチール、1ブロックだった。2日前の実戦デビュー戦で記録した14得点を上回り、チーム最多得点をマークしたが、接戦をものにできず、「今日は反省が多かった」と悔しさをにじませた。

 豪快に決めた。第4クオーター(Q)残り13秒、リング下でパスを受けた八村がダンクを叩き込んだ。第1戦の自己記録を上回る19得点。チーム最多スコアをマークしたが、試合後の歯切れは悪かった。

 「出だしが悪かったんですけど、チームとしても、自分としても。その後、2クオーターの中盤から盛り返していい感じが出てきたんですけど、最後はディフェンスで甘いところが出た。オフェンスでも決めるところをシュート決められないというのが自分としてもあった。そこで負けてしまったので今日は反省が多かったですね」

 2戦連続でスタメン出場した試合。開始直後にゴール下のシュートをミスし、右45度と左45度の角度から打った2本の3点シュートをいずれも落とした。その後はシュートを打つ機会がなく、第1Qは6分8秒プレーして無得点。チームも終始後手に回り、リードを許した。

 ベンチスタートの第2Q。八村が1巡目指名の実力を見せる。残り6分51秒からコーチに立ち、Gコーペインのアリウープパスをタップしてこの日初得点をマークすると、オフェンスリバウンドからのレイアップ、ピック&ロールからのリング下でのシュート、フリースローラインからのジャンパーを立て続けに決めた。2つのファウルでもらったフリースローを4本中3本沈めた。

 約7分で11得点を奪う怒とうの攻撃。「相手がピック&ロールに弱いディフェンスだったのでそこを攻めるという話だった」。指示通りのプレーで結果を出した。

 しかし、この日は攻撃にムラがあった。第3Qは6分半プレーして再び0点。最終Qでダンク以外にフリースロー4本すべてを沈めて得点を伸ばしたが、FG成功率42・9%(14本中6本成功)では物足りない。

 あす9日(同10日)にクリッパーズ戦が控えている八村は「少しずつゲーム感覚が戻ってきてるので、(試合の)ビデオを見て自分のプレーのどこが悪かったのか、そこを直していって次に生かしたいなと思います」。サマーリーグのチームを率いるパック・コーチは「少しプレーにためらいが見える。まだ2試合だし、若い選手なので予想されたこと。これからどんどんよくなっていくだろう」と期待を寄せた。

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