JOC新会長に山下泰裕氏 竹田氏の後任として選出「心を一つにして大会を成功に」

 日本オリンピック委員会(JOC)は27日、東京都内で評議員会と臨時理事会を開いて役員を改選し、全日本柔道連盟(全柔連)会長の山下泰裕氏(62)を新会長に選出した。2020年東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象となっている竹田恒和氏(71)は任期満了で会長を退任した。

 東京五輪開幕まで1年余りとなった中でのトップ交代は極めて異例。当初は歴代最長の約18年にわたって会長を務めてきた竹田氏の続投が既定路線だったが、国内外で批判が高まり退任に追い込まれた。JOCは抜群の実績と知名度がある山下氏の下で早急な組織の立て直しを図る。

 山下氏は記者会見で、「自国開催の五輪・パラリンピックまで1年あまりとなった時期に会長に就任する責任の重さを痛感している。心を一つにして大会を成功に導いていかなければならない」と所信表明した。

 新たな役員は評議員会で選ばれ、直後の臨時理事会で新理事の互選により役職を決めた。専務理事には日本テニス協会専務理事の福井烈氏(62)を選任した。

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