今月下旬に役員を改選する全日本柔道連盟(全柔連)で、山下泰裕会長(62)の再任が確実な情勢となったことが4日、分かった。関係者によると、同会長は2期目に意欲的で反対意見もなく、21日の評議員会で正式決定する見込み。来年の東京五輪に向け、抜群の知名度と強力なリーダーシップで日本柔道界を引っ張っていく。
山下会長は就任が確実視される日本オリンピック委員会(JOC)会長との兼任になれば負担増が懸念されるが、周囲の理解や協力によって支障はないとみられる。4日の全柔連理事会で承認された新理事候補には同会長も名を連ねた。