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アテネ金・鈴木桂治氏 7年ぶり復帰戦で団体V「100点で引退します」

7年ぶりの実戦に臨んだ鈴木桂治氏(左)
7年ぶりの実戦に臨み、団体優勝に貢献した鈴木桂治氏
7年ぶりの実戦に臨み、苦しそうな表情を浮かべる鈴木桂治氏
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 「柔道・全日本実業団体対抗大会」(8日、高崎アリーナ)

 2004年アテネ五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの鈴木桂治氏(39)が7年ぶりに試合畳に上がった。男子3部で、母校・国士舘大OBで構成する国士舘大柔道クラブの次鋒として出場し、6試合を4勝2引き分けでチームを優勝に導いた。

 鈴木氏は12年に一線を退き、国士舘大の監督に就任。男子日本代表の重量級コーチも務めている。今回、大学の後輩らに誘われる形で出場を決意したというが、普段は指導がメインのため、自身は大会前に乱取りを5本しただけだった。「練習を全くやってない。ほぼゼロ」と明かし、「どこまでやれるか不安だったし、柔道をなめてるんじゃないかと葛藤があった」と迷いも生じていたことを打ち明けた。

 1月に手術した右膝はテーピングで固め、痛み止めを飲んで臨んだ。久々の真剣勝負の前には体が震えたというが、それでも畳に上がれば五輪金メダリストの地力を見せつけた。初戦は開始32秒、巻き込むような払い腰で一本を奪うと、2回戦は崩れ横四方固めで抑え込み、3回戦は切れ味鋭い払い腰、準々決勝は大外刈りで次々と一本勝ち。準決勝、決勝は引き分けに終わったが、チームの勝利に貢献し「出るからには優勝したいと思っていた」と安どの笑みを浮かべた。

 12年以降も「引退宣言はしていない」と強調したが、「ここで引退します」とあっさり宣言。今後の大会出場の可能性は「もうないですね」と笑いながら否定した。現時点で“生涯最後”となったこの試合を「100点でいいんじゃないですか。自分が今できる全てをやった」と振り返り、「100点で引退します。いい経験をさせてもらいました」と晴れ晴れしく語った。

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