渡辺一平「次につながる」競泳200平・ライバルに連敗も収穫

 競泳男子200メートル平泳ぎ世界記録保持者の渡辺一平(23)=トヨタ自動車=が14日、羽田空港に帰国した。渡辺は国際水連主催のチャンピオンズシリーズ(CS)第2戦ブダペスト大会に出場。男子200メートル平泳ぎに出場し、2分8秒61で2位だった。

 ライバルのチュプコフ(ロシア)には第1戦広州大会から連敗となったが、「広州より疲労度だったり筋肉痛もあったけど、タイムは上げられた。次につながるレースだった」と前向きに受け止めた。

 前半から攻める泳ぎではなく、チュプコフが得意な後半にあえて真っ向勝負するレースプランで臨んだ今大会。「いざやってみて、彼のすごさも実感した。彼自身も僕がこういうレースプランもできるんだって頭に入ったと思う。いろんなプランを考えて強化できれば」。7月の世界選手権(韓国・光州)での再戦へ、引き出しを増やせたことで、相手に嫌なイメージを植え付けられたのは大きな収穫だ。

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