競泳女子で白血病を公表し、闘病中の池江璃花子（１８）＝ルネサンス＝が８日、公式ホームページを立ち上げ、「最後まで頑張りたい、負けたくない」と病に立ち向かう覚悟を記した。池江がメッセージを発信するのはツイッターを更新した３月１３日以来、５６日ぶり。今後も随時、闘病生活の様子や思いを発信していく。

　池江らしい前向きな言葉が並んだ。公式ホームページ（ＨＰ）を開設し、直筆のメッセージでファンに経過を報告。「正直、心が折れそうな時もあります」と素直な心境を吐露しつつ、「たくさんの言葉にはげまされ、最後まで頑張りたい、負けたくないという気持ちがこみ上がってきます」と力強く、病に打ち勝つ覚悟をつづった。

　病室では塗り絵やパズル、映画観賞をしながら過ごしているという。世界各地のファンや関係者に向け、英訳した文章も掲載。「１日でも早く良い報告ができるようにしたいと思います。引き続き温かく見守っていただけたら嬉しいです」と結んだ。

　ＨＰには池江への応援メッセージを送信できるフォームも設けられ、マネジメント事務所によると午後６時の時点で国内外から４１５６件寄せられた。トップページに設置された「応援ボタン」のクリック数も同９時１５分時点で７万件を超えた。

　池江は２月１２日に白血病であることを公表。その後、闘病生活に入った。これまでは自身のツイッターを中心に「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです。三日間以上ご飯も食べられない日が続いています」「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はない。負けたくないです」などとメッセージを発信。３月１３日には「東京オリンピックまで４９９日　１日遅れちゃった　まだまだ諦めないぞー！！」と東京五輪出場への思いを記した。

　マネジメント事務所によると、今後はＨＰを通じて本人のメッセージを発信していくという。