高安、元稀勢に1勝20敗 圧倒されるも前向きに

 大相撲夏場所(12日初日・両国国技館)で初優勝を目指す大関高安は2日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で荒磯親方(元横綱稀勢の里)と21番続けて取り、1勝20敗に終わった。1月の初場所限りで引退した兄弟子に圧倒されたが「思い切り当たることはできた。全く勝てなかったが、(荒磯親方に)勝ち越せれば誰にも負けないと思う」と前向きに話した。

 大半が左四つで胸を合わせ「前へ出ることだけを心掛けた」と言う。元横綱とはいえ、引退から約4カ月の相手に現役大関が大敗する異例の結果。それでも高安は「幸せ。期待に応えられるよう精進したい」と刺激を受けた。

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