元稀勢の里の荒磯親方“昭和生まれ”に思い 豪栄道にエール「長く現役を」

ファンに囲まれサインする荒磯親方
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 大相撲春巡業が29日、茨城県水戸市で最終日を迎え、同県出身で元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が地元ファンに“けじめ”のあいさつを行った。

 14日の同県常陸大宮市巡業に続き親方として2度目の引退報告。「17年間お世話になりました。茨城県水戸市の方々にはたくさんの応援をいただき力になりました。親方として第2の横綱、大関を育てるよう一生懸命がんばります」。土俵上で声を張り上げると「稀勢の里ー」の、大歓声を浴びた。

 水戸市は県知事にも会い、県民栄誉賞も授与された思い出深い地。「ありがたい。(引退して)相撲はできないけど何か違う形で恩返ししたい。相撲発展のために頑張っていく」と、約束した。

 平成最後の昭和の日。自身と同じ昭和生まれの力士には自身の思いも託す。「できるだけ長く現役をやってほしい。同世代の豪栄道関も大関ばりばり張っている。また一つ上(の地位)もある。調子が良さそう。まだまだ警備室(引退後、配属される業務)には来て欲しくない」と、ハッパをかけた。

 故郷の魅力アップにも絶大な知名度で貢献する。民間調査会社による都道府県魅力度ランキングで18年まで茨城県は6年連続で全国最下位。「茨城県のキャッチフレーズは『伸びしろ日本一』。上に46も伸びしろがある。魅力もたくさんある。茨城県の武双山関、雅山関と強い大関が育った。強い茨城出身の力士が夢であるし、早く見たい」と“番付アップ”に意気込んだ。

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