野上恵子、地元で8位も「まだまだ」 MGCへ「急ピッチでいきたい」

 「デイリー主催・陸上・兵庫リレーカーニバル」(21日、ユニバー記念競技場)

 女子1万メートルで、東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」(9月15日、東京・明治神宮外苑発着)の出場権を持つ野上恵子(33)=十八銀行=は32分40秒64で8位に入った。同じくMGC出場権獲得者の中野円花(27)=ノーリツ=は33分28秒59で17位。男子1万メートルで、MGC出場権を得ている河合代二(27)=トーエネック=は29分3秒99で8位だった。特別レースとして行われた女子パラ100メートルで、兎沢(とざわ)朋美(20)=日体大=が16秒73の日本新記録を樹立した。

 5カ月後の大一番へ、野上の闘争心にスイッチが入った。「この結果を見ても、まだまだ足りない部分が大きい。今から急ピッチでやっていきたい」。自己ベストから約33秒遅い8位という結果に、MGCに向けた気合を注入された。

 自身にとって、今季トラック初戦。4カ月ぶりのトラックレースは、スタート後から集団の後方につける展開となった。想定タイムより10秒ほど遅かったものの、表彰圏内の8位でフィニッシュする粘りも見せた。

 須磨学園高出身の野上にとって地元での大会。レース中にいろいろな知り合いの声を聞いたといい「うれしかった。あきらめずにいけた。欲を言えば、いいところを見せたかったけど…」と反省を口にしつつも、パワーをもらった。

 今後は5000メートルやハーフマラソンにも出場し、スピードに磨きをかける。「気を引き締めていきたい。力をつけて、自信につなげたい」。昨夏のジャカルタ・アジア大会銀メダルの実力者が、虎視眈々(たんたん)と五輪切符をつかみにいく。

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