体操・宮川紗江復帰戦に速見コーチは帯同できず 観客席からの応援は可能
日本体操協会は12日、都内で常務理事会を開催した。昨年、リオデジャネイロ五輪女子代表の宮川紗江(19)=高須クリニック=への暴力を伴う指導で、無期限の登録抹消処分を受けている速見佑斗コーチについては、この日までに処分は解けておらず、宮川の復帰戦となる全日本選手権(26日開幕、高崎アリーナ)には帯同できないことが確実となった。観客席からの応援は可能だという。
宮川は暴力行為が明るみになった後の昨年8月の記者会見で速見コーチからの暴力は認めたものの、「パワハラとは思っていない」とし、協会の処分を「重すぎる」と処分軽減を求めた。速見コーチも一時は地位保全の申し立てを行ったが、その後取り下げた。現在は宮川を個人で指導している。