伊調馨、中国の21歳世界女王を警戒?「雄たけび多い、すげー叫ぶな」

女子代表合宿に参加した伊調馨
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 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=が10日、都内で、16年8月のリオデジャネイロ五輪以来2年8月ぶりとなるアジア選手権(23日開幕、中国・西安)に向けた女子代表の強化合宿に参加した。

 この日は両足首のけがの影響でスパーリングは行わず別メニュー調整だったが、リオ五輪以降では初の国際大会の位置づけは明確だ。

 「リオの後から(同階級の)メンバーもガラッと変わって、知っている選手は1人もいないし、戦ったことのある選手も1人もいない。今の世界の構図、アジアの実力を測れるのが一番(の意義)」

 国際舞台では3年近いブランクで“浦島太郎”状態だが、今大会の同階級には昨年の世界覇者である栄寧寧(21)=中国=も出場予定。「世界王者は中国選手で会場も中国なので、東京五輪も考えると大一番になる。いい状態に仕上げていきたい」とアウェー戦に気合を入れた。

 現役チャンピオンと対戦する可能性もある中、試合映像で見た相手について、「雄たけびが多いなと。嫌いじゃないけど。(勝って)すげー叫ぶなと(笑)」と率直過ぎる印象を明かした。ただ、一方で理解も示し、「それだけ練習で積み上げてきたものが大きいんだろうな」と警戒を強めた。

 日本協会の西口茂樹強化本部長は、久々の国際大会に臨む伊調について「中国の若い世界王者もいるが、格が違う。伊調の方が数段上」と太鼓判を押した。

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