渡辺一平、世界選手権で今度こそ世界記録更新&金メダルで東京五輪切符獲得だ

 日本水泳連盟は9日、7月の世界選手権(韓国・光州)に出場する競泳日本代表17人を発表した。男子200メートル平泳ぎ世界記録保持者の渡辺一平(22)=トヨタ自動車=は、日本選手権で惜しくも逃した自身の持つ世界記録更新と、来年の東京五輪代表内定条件となる金メダル獲得を誓った。

 渡辺が今度こその世界記録(2分6秒67)更新に意欲を見せた。日本選手権では150メートル地点で自身の持つ世界記録のペースを0秒59上回る1分33秒43で通過。会場を沸かせたが、結果は2分7秒02と惜しくも記録更新は出来なかった。

 課題はラスト50メートル。そのために「今回より楽に50メートルに入れるようにする」と、見据えた。日本選手権ではテンポを上げようとした結果、最後にストロークが増えてしまった。力が余っていれば必要なかった。レースのたびに感覚は良くなってはいるが、まだまだのびしろを感じている。「やり方次第では2分5秒台もいけるのでは」と、自分自身への期待を口にした。

 大会終了後の疲労は過去一番だったという。世界選手権まで、強化を兼ねながら大会に出場予定だが、「負けるつもりはない」と、“勝ち癖”をつけながら大一番へ向かうつもりだ。

 世界選手権で金メダルを獲得すれば東京五輪代表に内定する。過去の自分を乗り越えた時、夢舞台への切符は手に入る。

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