今井月、女子200個メでの代表逃し涙「璃花子の分も代表に入りたかった」

 「競泳・日本選手権」(3日、東京辰巳国際水泳場)

 女子200メートル個人メドレー決勝が行われ、大橋悠依(23)=イトマン東進=が2分9秒27で優勝し、派遣標準記録をクリアし、7月に韓国・光州で行われる世界選手権の代表に内定した。2位に入った大本里佳(イトマン)も2分9秒91で派遣標準記録をクリアしたため、同代表に内定した。リオ五輪代表の今井月(18)=コカ・コーラ=は2分10秒61で3位に終わり、同種目での代表入りを逃した。

 親友のエールに応えることはできなかった。今井は2位争いに競り負けて、無念の3位。「狙っていたので悔しい。追いつけなかった」。表彰台では涙がこぼれ落ちた。

 レース直前に、同い年の親友で、現在は白血病で闘病している池江璃花子からメッセージをもらっていた。「準決勝でバック(背泳ぎ)のテンポが落ちていたから、気をつけた方がいいよ」。アドバイスを生かし切れず、涙が止まらなかった。

 「璃花子の分も代表に入りたかった」。個人メドレーに力を入れていただけに、悔しさは募る。それでも、まだ200メートル平泳ぎが控える。友の思いに報いるチャンスはまだ残されている。

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