男子エペ快挙Vにエース見延「メダル小さいけど重み感じる」東京五輪金へ視界良好

 男子エペ団体で初制覇したW杯から帰国した日本代表の見延和靖=成田空港
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 フェンシング男子エペ団体でW杯初制覇を達成した日本代表チームが27日、開催地のブエノスアイレスから成田空港に帰国した。今回の金メダルは約5センチほどしかない“極小サイズ”だったが、かねてからの悲願達成に喜びはひとしお。エースの見延和靖(31)=ネクサス=は個人戦ではW杯通算3勝を挙げているが、「僕は団体戦が好きでこだわりがある。みんなで勝ち取った金メダルなので、個人戦と比べて、(金メダルは)小さいけど重みを感じます。すごくうれしいです」と感慨深げだった。

 以前から「団体で金メダルが目標」と公言してきた2020年東京五輪に向けて、試金石となるW杯制覇によってグッと視界が開けた。2回戦ではリオ五輪王者のフランス、準々決勝では同銀メダルのイタリアを撃破し、決勝では相性が悪かったという強豪スイスに圧勝。見延は「夢なんじゃないかと思った」と夢心地で振り返り、五輪Vへの道のりについて「より鮮明に見えるようになった」と断言した。

 宇山賢(27)=三菱電機=も「東京五輪で金メダルを獲るとずっと思っていたが、ようやくエビデンス(根拠)ができた」と、大きな目標が決して絵空事ではないことを強調し、山田優(24)=自衛隊=も「東京五輪で優勝するイメージが湧いた」と声をそろえた。ホープの加納虹輝(21)=早大=は「自信になった。五輪シーズンも安定した結果を出して、東京五輪で金メダルを目指したい」と力を込めた。

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