廃部のIH日本製紙が記念試合 満員のファン最後惜しむ

 廃部が決まっているアイスホッケーの日本製紙が24日、東京・DyDoアリーナで王子との「メモリアルマッチ」に臨み、アジア・リーグなどで争ってきた長年のライバルとぶつかり合った。

 約70年の歴史を持つチームの最後の試合。席を埋めた約1800人のファンが声援を送った。存続を求めるファンの署名活動では1月から9万人以上が集まり、今月末に本拠地の釧路商工会議所に提出するという。

 試合は5-5からのペナルティーショット(PS)戦で王子が勝利。有終の美は飾れなかったが、日本製紙の小林弘明監督(47)は「十分に楽しめた。感謝の気持ちでいっぱい」としみじみ語った。

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