大関高安 時津風部屋へ出稽古 17勝6敗「いい稽古ができた」

 「大相撲春場所」(10日初日、エディオンアリーナ大阪)

 初優勝を目指す大関高安(29)=田子ノ浦=は6日、大阪市東成区の時津風部屋へ出稽古し、順調な仕上がり具合を見せた。同じく出稽古に来た平幕逸ノ城らと23番取って17勝6敗とし「できる限りやろうと思った。いい稽古ができた」とうなずいた。

 出稽古組の横綱鶴竜とは相撲を取れなかったが、逸ノ城、正代、豊山を相手に強烈なぶちかましから左四つで組み止め、右上手を引いて力強く寄り切る場面が多かった。

 大阪入り後に荒磯親方(元横綱稀勢の里)と100番近く取ってきただけに、心身ともに充実した様子。「番数ができるのはいいこと。体調をしっかりコントロールして残り数日、いい稽古をしたい」と意欲的に話した。

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