大坂なおみ 涙で「悲惨」“サーシャショック”?力発揮できず初戦敗退

 「女子テニス・ドバイ選手権」(19日、ドバイ)

 シングルスで第1シードの大坂なおみ(21)=日清食品=は初戦の2回戦で世界ランキング67位のクリスティナ・ムラデノビッチ(25)=フランス=に完敗した。1月の全豪オープンを初制覇し、世界1位に就いて初めてのツアー大会だったが、第1サーブの精度が低くサービスゲームを7度破られた。四大大会2連勝の快挙を支えたサーシャ・バイン氏(34)とコーチ契約を解消して迎えた最初の実戦を白星で飾れなかった。

 夜の部のセンターコートに組まれた大坂の初戦は、世界1位となった新女王のお披露目の舞台だった。しかし、観客から熱い「オオサカ」コールが響き渡る中で、表情は最後までさえなかった。

 持ち味のサーブが「悲惨な出来」だった。第1セットをあっさり落とすと、第2セットもブレーク合戦。3-4の第8ゲームも30-0から4ポイント連取され、5連続ブレークを許して万事休した。

 自身が認める最近の練習不足の影響からか、武器の第1サーブの成功率が5割を切る45%。甘い第2サーブを狙い打たれ、第2サーブのポイント獲得率はわずか19%。7度もブレークを許し「こんなにブレークされたことは人生でないと思う」とか細い声で言った。

覇気もなく

 強引なショットが目立ち、前コーチと培った我慢のテニスからは程遠い内容。今回は日本協会の吉川真司コーチと話し合い、自分の意見を出しながら調整を進めたが「これまで人から指示されたことをやってきただけだったので、少し厳しかった」。試合中も普段のように感情をあらわにして自らを鼓舞することもほとんどなく「かなり悪いプレーだった」とうつむいた。

 1月の全豪オープン初制覇後は追われる立場になり、バイン氏と電撃的にコーチ契約を解消したことで大きな注目を浴びた。「今、最も大きなテニスのニュース。良くない理由で人々からじろじろ見られているように感じる」と言う。

 この日は試合中にツアーで認められているコーチを呼ぶ権利を行使しなかった。自立を目指して戦ったが、力を発揮できずに思わず涙があふれた。増す重圧をはね返せずに敗退し「これがその結果」と力なく話した。

 次戦は2連覇が懸かるBNPパリバ・オープン(3月6日開幕・米カリフォルニア州インディアンウェルズ)。早期敗退となれば世界1位の座が揺るぎかねない。「いつも勝ちより負けの方がより多く学べると教えられてきた。それが真実」。立ち止まらず、復活を目指す。

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