萩野公介が不調で400個メ決勝棄権、理由は…平井HC「本人も分からないと」と代弁

 「競泳・コナミオープン」(16日、千葉県国際総合水泳場)

 男子400メートル個人メドレーが行われ、リオデジャネイロ五輪同種目金メダリスト萩野公介(24)=ブリヂストン=は、予選で4分23秒66と振るわず、全体7位。決勝は棄権した。日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(HC)は「体調面なのかメンタル面なのか、本人も分からないと申していました」と説明。「最近練習がうまくいっても、大会の週で調子が急に落ちたり、試合会場で急に様子が変わることも見受けられたので心配しています」と話し、不安げな表情を浮かべた。

 萩野は同種目の日本記録4分6秒5をリオ五輪で記録しているが、この記録と比較しても予選のタイムの遅さが分かる。予選後は取材エリアを通らず、平井HCと軽いミーティングを終えた後は、食事も取らないまま寝ていた。控室では「寒気がする」とも話していたため、平井HCは病院へ行くことを勧めたという。17日のレースも欠場の方向だ。

 19日からスペインへ高地合宿に行く予定だが、平井HCは「私の中では白紙で考えています。形だけ連れていっても厳しい。ただ状況はまだ分からないので、もし行ったとしても大変なことになるなと思っています」と頭を抱えた。

 今大会は、7月の世界選手権(光州)の代表選考会となる4月の日本選手権(辰巳)前に国内で開催される大規模な大会とあって、多くの選手がシミュレーションの意味も込めて出場している。萩野もここで自信をつけて4月へ向かいたかったが、厳しい現実に直面した。

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