内村、池江にエール「一緒に五輪に」 白井もサポートを約束「できる範囲で」

 池江について語る内村航平
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 競泳女子の池江璃花子(18)=ルネサンス亀戸=が衝撃的な白血病公表から一夜明けた13日、自身のツイッターを更新。「今の私の率直な気持ちです」として、コメント文を掲載した。多くの激励メッセージが寄せられたことに感謝の意を示し、「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はない」と闘病への強い思いをつづった。また、体操男子の内村航平(30)=リンガーハット=や男子テニスの錦織圭(29)=日清食品=ら、競技の枠を超えて他競技の選手からもエールや支援の声が広がった。

 日本が誇る美しき天才スイマーを突如襲った病。その衝撃は競泳界のみならず、日本のスポーツ界、そして世界にまで及んだ。ただ池江自身は、東京五輪を諦めない姿勢を見せている中で、その思いを酌み、競技の枠を超えてエールと支援の輪が広がっていった。

 合宿中の食堂のテレビで知ったという内村は「5度見しました。それぐらい信じられなかった。同じ東京(五輪)を目指す1人として、何かしてあげたいけど、早く治ってほしいと願うことしかできない」と、神妙な表情で話した。治療には時間がかかることは承知の上で「1日でも早く回復して、一緒に五輪に出られたら」と、願いを込めた。

 池江と同じく10代でリオ五輪を経験した白井は「ここで僕がコメントすることがふさわしいのか」と迷いを口にしながらも、「SNSのツールが進化していて、他競技の選手とコミュニケーションを取る機会も増えている。みんなの力を池江選手に伝えることで精神的にも肉体的にも良くなることが期待できる。自分ができる範囲で、どんどんしたい」と、サポートの方法を思い描いた。

 錦織は自身のツイッターを更新。「池江さん。ご本人と同じ立場になることはできませんが、心から応援させてください。先はまだまだ長いので、ゆっくりで大丈夫です」と語りかけるようにつぶやき、「僕も怪我で何度も苦しみましたが、以前の自分より必ず成長できました。違った場所から様々なことを見ることができれば、さらに力強く戻ってこられると信じています」と自身の経験を交えて、エールを送った。

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