野中生萌 初Vへ闘志燃やす 同世代の大坂なおみに刺激「プロ意識が高い」

 「ボルダリング・ジャパンカップ」(26日、駒沢屋内球技場)

 男女予選が行われた。女子は12度目の優勝を狙う18年世界選手権銀メダリストの野口啓代(29)=TEAM au=が5つの課題をすべてクリアし、A組1位、18年W杯年間総合女王の野中生萌(21)=XFLAG=は5つのうち4つの課題をクリアし、B組1位となり、“2強”がしっかりと27日の準決勝進出を決めた。男子は昨年のW杯総合2位の楢崎智亜(22)=TEAM au=らが通過。昨年の世界選手権金メダリストの原田海(19)=日新火災=がまさかの予選落ちとなった。

 まだ手にしていないタイトルへ、しっかりとまず最初の壁を乗り越えた。野中はB組最大の難関だった第4課題こそ無理をしなかったが、その他はきっちり完登。「特に気負うことなくできた。楽しみながら登れた」と、笑顔でうなずいた。

 昨年は念願のW杯年間女王に輝くなど、今や野口と並ぶ日本の第一人者は、テニスで快進撃を見せる大坂なおみと同じ1997年生まれ。「すごい。堂々としてるし、プロ意識が高い」と同じ世界で戦うものとして、刺激を受けている。

 昨年負った右肩痛については「万全ではない」と完調とはいえないが、「今年は世界選手権(8月・八王子)も日本である。日本で勝つことは重要」。20年東京五輪のプレイヤー。幸先良く頂点をつかみにいく。

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