佐藤幸椰3位初の表彰台 161センチなんの 長身勢とも堂々

 「ノルディックスキー・W杯ジャンプ・男子個人」(20日、ザコパネ)

 佐藤幸椰(23)=雪印メグミルク=が133メートル、131・5メートルの合計273・3点で3位となり、W杯自身初の表彰台に立った。個人総合首位の小林陵侑(22)=土屋ホーム=は268・5点で7位。シュテファン・クラフト(オーストリア)が278・3点で2季ぶりに勝ち、通算13勝目を挙げた。

 2回目の飛躍を終えて初の表彰台が確定すると、佐藤は小林陵とハイタッチして歓喜を分かち合った。海外のW杯に本格参戦するようになって2季目。「体の奥底から来る喜びがあった。正直、今季は表彰台に乗れると思っていなかった。トップ10も2回目なので上出来」と興奮と驚きを隠せなかった。

 1回目に133メートルの大飛躍で2位につけると、ベテランの伊東から「(首位の)クラフトを食ってこい」と声をかけられた。個人第10戦、第13戦では2回目に失速し、トップ3を逃していたが「経験ある人の言葉でリラックスできた」と、2回目も思い切りよくジャンプ。K点(125メートル)を6・5メートル上回って3位を確保した。

 161センチの小さな体で長身の外国勢と渡り合う。「身長は関係ないと証明できている」と胸を張る。今季は1学年下の小林陵が大ブレークし「僕にもチャンスはあると感じた」と刺激を受けた。

 次のW杯は26、27日に地元札幌で開催される。「ものすごくいいタイミング。この勢いのまま自信を持ってやりたい」と力強く宣言した。

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