吉田沙保里、パワハラ騒動初言及「本当にショック」
レスリング女子で五輪3連覇を達成し、現役引退を表明していた吉田沙保里(36)が10日、都内で引退会見を行った。
吉田は中京女子大(現至学館大)から指導を受けた栄和人氏について「私を世界で活躍できる選手に育ててくれた。自分の時間を割いてでも指導してくれる熱い指導者。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。一方で、昨年勃発したパワハラ騒動についても初めて言及し「私を世界で活躍する選手に育ててくれた栄監督と、今までともに頑張ってきた仲間がああいう状況になってしまったことは本当にショックでした」と当時の心境を明かした。
「真実ではない報道もあったかもしれない中でコメントすることはすごく難しかった」と沈黙を貫いた理由を明かし、「後輩達がそれに悩まされて思い切り練習できなかったり試合で結果が出せなかったのが一番つらかった」と述懐。その上で「前を見て、東京五輪に向けて(みんなが)一つになって頑張っていかないといけない」と結束を呼びかけた。





