宇野昌磨、右足首捻挫乗り越え3連覇!当初は「歩くことも難しかった」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(24日、東和薬品ラクタブドーム)
男子フリーが行われ、右足首の状態が不安視されていたSP首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリー187・04点、合計289・10点で3連覇を達成した。負傷については、SPが行われた22日の朝、ウオームアップ時に捻挫をしたと明かし、当初は「歩くことも難しかった」と告白。治療を受ける中で選手生命に関わるけがではないと判断し、強行出場したと振り返った。
この日の演技は予定表から変更した。4回転サルコーは回避し、足への負担を考慮したと見られる構成となった。体勢を崩すジャンプもあったものの、4回転トーループからの連続ジャンプは着氷。3連覇を狙う王者の意地を見せた。
取材には「6分間ではなく、SP当日の公式練習前のアップで強く足をひねった」と明かした。その後病院に行き捻挫と診断され、「選手生命に関わることではないと思ってフリーは出た」と決断。「最初は歩くことも難しかったけど、トレーナーさんや心配してくださる皆さんのおかげでできた」とスタッフらに感謝した。
2位には5年ぶりの全日本選手権となった高橋大輔(関大KFSC)がフリー151・10点、合計239・62点を記録して入り、12年大会の2位以来、6年ぶりの表彰台に立った。3位には田中刑事が236・45点で入った。