小関也朱篤が日本新“銅”ファンデルに迫るも0秒12届かず「勝ちたかった」

 「競泳・世界短水路選手権」(12日、杭州)

 男子100メートル平泳ぎで小関也朱篤(ミキハウス)が56秒13の短水路日本新記録で銅メダルを獲得した。女子200メートルバタフライは長谷川涼香(東京ドーム)が2分4秒04で3位。混合200メートルリレーの日本(中村、松井、佐藤、今井)は短水路日本記録を塗り替える1分29秒51で4位。第1泳者の中村克(イトマン東進)は男子50メートル自由形の短水路日本新となる21秒03で泳いだ。女子200メートルメドレーリレーの日本(竹村、寺村、相馬、佐藤)は短水路日本記録を4位となった決勝で1分44秒90に更新した。

 残り25メートル、優勝したファンデルバーグ(南アフリカ)に猛然と迫った。小関はロンドン五輪王者を捉えたかに見えたが、惜しくも0秒12届かず3位。「勝ちたかった」。金メダルをにらんでいただけに、順位を確認するとわずかに顔をしかめた。

 前半を4番手で通過した。後半は一気にギアを上げ「見えなかった」という7コースのファンデルバーグらと堂々の優勝争い。タッチの差で頂点を逃したが、最低限の目標としていたメダルを確保し、10月末の代表選考会に続いて短水路日本記録を塗り替えた。

 圧倒的なスピードを誇り、この日引退を表明したファンデルバーグについて「彼を目指していた部分はある。ぽっかり穴があいた感じ」と惜しんだ。大接戦を演じ「彼を超えたかった」との思いを抱いたのは、成長の証しだろう。

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