羽生GPファイナル欠場 全日本もピンチ 負傷右足3週間安静固定後リハビリ1カ月

 日本スケート連盟は29日、フィギュア男子で五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=が右足首負傷のため、男女を通じて初となる5度目の優勝が懸かったGPファイナル(12月6日開幕、バンクーバー)を欠場すると発表した。右足関節外側じん帯損傷、三角じん帯損傷、右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)部損傷の診断。3週間の安静固定、その後リハビリ加療に約1カ月を要する見込みという。

 羽生は17日のGPロシア杯フリー当日の朝の公式練習中、4回転ループを着氷する際に右足首を負傷。強行出場して優勝したが、試合後の会見や翌日の表彰式には松葉づえで現れた。「ファイナルへ向けて全力で治療する」とコメントしていたが、右足首は昨年11月にも負傷し、五輪本番まで影響した古傷。無念の決断となった。

 回避したGPファイナルの約2週間後には3月の世界選手権(埼玉)の選考会を兼ねた全日本選手権(12月21日開幕、大阪)がある。代表入りするには出場が必須だが、実績のある選手への“救済要項”も明記されている。

 ただし羽生は一昨年がインフルエンザ、昨年は右足首の負傷で全日本選手権を欠場。その中、実績を考慮して代表に選考されてきた。3年連続の特例となるのか、3年ぶりに全日本のリンクに立つのか。回復が待たれる。

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