大嶽親方に6カ月間の減給処分 所属力士の道交法違反で

 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、酒気帯びで物損事故を起こした元幕下力士の神嶽(24)の師匠・大嶽親方(元十両大竜)を6カ月間、20%の減給処分とすることを決めた。元神嶽は26日付けで現役を引退した。

 元神嶽は九州場所前の9日未明、福岡市内の宿舎近くで酒気帯びの状態で親方の知人の軽トラックを運転しガードレールに激突する事故を起こした疑いで15日に書類送検された。警察に報告しなかったとして道交法違反(事故不申告)の罪で略式起訴。罰金2万円の略式命令を受け既に全額納付した。

 大嶽部屋では今年1月、元幕内の大砂嵐が無免許事故を起こした。当初は協会、警察にも虚偽報告するなど悪質で3月、引退勧告処分を受け、引退した。

 運転が絡んでの不祥事を繰り返し、同親方は監督責任を問われた。すでに引退しているため神嶽本人には処分はなく、理事会には親方を呼び弁明を聞き、その後、処分を決めた。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)によれば、同親方は「寛大な処分をいただいて」と話していたという。

 同親方は自粛し、九州場所は監査の職務を離れたが、初場所(来年1月13日初日、両国国技館)には職務に復帰する予定。

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