阿武咲1差ピッタリ 原点回帰の押し相撲で同い年の貴景勝を追走

 「大相撲九州場所・9日目」(19日、福岡国際センター)

 小結貴景勝が大関栃ノ心を押し倒して自身最速で勝ち越し、1敗で単独トップを死守した。2敗には高安、平幕大栄翔、碧山、阿武咲の4人が並ぶ。

 阿武咲が大奄美に何もさせず、一気に土俵下まで押し出した。「あらためて前に出ることの大切さを、身にしみて感じている。初心を忘れたらダメ」。同い年の貴景勝を1差で追走する。

 小結だった今年初場所で右膝の靱帯(じんたい)を損傷し、2場所連続休場。幕内復帰2場所目だった先場所は4勝11敗と負け越した。自問自答の答えが原点回帰。師匠の阿武松親方(元関脇益荒雄)に入門時からたたき込まれてきた押し相撲だった。今場所の白星はすべて押し出しでもぎ取っている。

 子どものころから競い合ってきたのが貴景勝。ライバルの快進撃を「認めざるを得ない。悔しいけど、そういう存在」と素直にたたえつつも「意識して勝てるなら意識するが、そうじゃない。自分は自分なんで」と言い切った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス