五輪体操会場の工事を公開、有明 世界最大規模の木製屋根

 2020年東京五輪の体操会場となる有明体操競技場(江東区)の建設工事で、世界最大規模となる木製屋根の梁の設置作業が7日、報道陣に公開された。地上で組み立てられた約200トンの巨大なアーチを最大で30メートルの高さまで少しずつ引き上げた。完成すると、屋根は幅約90メートル、奥行き約120メートルとなる。

 梁には北海道と長野県産のカラマツを使用。屋根を鉄骨でつくる場合に比べて重量が約半分になるため、下部構造をシンプルにでき、コストカットにつながるという。

 約1万2千人収容で、来年10月末に完成予定。パラリンピックではボッチャの会場となる。

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