女子初個人総合銀の村上茉愛に内村が“絶対女王”超え指令 本人は苦笑「まだ無理」

内村航平(左)から褒められ少し表情が緩む村上茉愛=東京都渋谷区の岸記念体育会館(撮影・中田匡峻)
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 カタール、ドーハで行われた体操世界選手権で計6つのメダルを獲得した男女日本代表のメダリストが5日、都内で報告会見を行った。日本女子初の個人総合銀メダリストとなった村上茉愛(22)=日体大=に、男子の大黒柱・内村航平(29)=リンガーハット=が、“絶対女王”バイルズ(米国)超えの指令を出した。

 日本女子初の個人総合銀メダリストとして凱旋した村上は「すごく満足してる銀メダル。ただ、団体でメダルが取れず悔しい。もっと強くならないと」と、振り返った。

 種目別床でも2大会連続のメダルを獲得するなど、獅子奮迅の活躍を見せる女子のエースに懸かる期待は大きい。男子の“ミスター個人総合”といえる内村は「茉愛ちゃんは健三(白井)と同じく小さいころから知っているので、一緒に体操してるのが不思議な感じ」と感慨深そうに話すと、「女子を引っ張るというのを結果で見せてくれたと思う。女子にはすごく強いバイルズ選手がいるけど、勝てるように頑張ってもらいたい」と、リオ五輪4冠に続いて、今大会でも4冠の“絶対女王”超えの指令を出した。

 「航平さんは雲の上の存在で、褒めてもらえて嬉しいけど、正直まだ無理です。次元が違う」と苦笑いしつつ「とにかく難しい技をいっぱいやります!」と、食らいつくことを誓った。

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