帝京大が全勝対決制す 創部100周年イヤーの早大8年ぶり勝利ならず

 「関東大学ラグビー対抗戦、帝京大45-28早大」(4日、秩父宮ラグビー場)

 対抗戦7連覇中の帝京大が早大との4戦全勝同士の対決を45-28で制し、5連勝に伸ばした。大学選手権10連覇に向けて、順調な仕上がりを示した。

 早大がまたも帝京大の壁に屈した。創部100周年イヤーの今季、10年ぶりの大学日本一を目指し、相良南海夫新監督の下、新たなスタート。赤黒ジャージを伝統のクラシックスタイルに新調する中、新戦力の台頭もあり、8月夏合宿でのオープン戦では帝京大に28-14で勝利するなど期待は高まった。

 開始からSH斎藤、SO岸岡のハーフ団を中心としたつなぐラグビーで攻め込むが、肝心のところでノックオンするなど得点を奪えない。逆に帝京大の重圧な攻撃を浴びるとペナルティーも増え、前半だけでスクラムトライ2本を含む4トライを奪われ、0-28と大差を付けられた。

 後半に4トライを返したが、帝京大も要所で2トライを奪い、結局17点差での敗戦。対抗戦で8年ぶりとなる帝京大戦勝利はならなかった。

 勝った帝京大の岩出雅之監督は「反省を言えばキリがないが、飛躍のきっかけになるいいゲームだったと思います。互角の勝負と思っていたので、基本プレーをしっかりしようと言ってきた」と納得の表情。次は6連勝をかけて明大と対戦する。「春、夏とも負けていますので挑戦者としてしっかり挑みたい」と引き締めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス