男子73キロ級の立川が3連覇 代表入りに意欲

 「柔道・講道館杯全日本体重別選手権」(3日、千葉ポートアリーナ)

 19年東京世界選手権代表第1次選考会を兼ねて男女7階級が行われ、男子73キロ級は、20歳の立川新(東海大)が決勝で海老沼匡(パーク24)に一本勝ちして3連覇した。同81キロ級はリオデジャネイロ五輪銅メダルの永瀬貴規(旭化成)が初戦で敗退し、アジア大会代表の佐々木健志(筑波大)も3回戦で敗れる中、小原拳哉(パーク24)が初優勝。女子78キロ級はリオ五輪代表の梅木真美(ALSOK)が制し、同78キロ超級では同銅メダルの山部佳苗(ミキハウス)が3位に入った。次の選考につながるグランドスラム大阪(23~25日)代表は4日に決まる。

 男子73キロ級の立川は持ち味のディフェンス力を発揮して3連覇し、東京五輪代表争いに踏みとどまった。決勝でも巧みな組み手で海老沼に粘り勝ち「スタミナには自信があったが、我慢できた。優勝してうれしいと言うより一安心」とホッとした表情。リオ五輪王者の大野将平(旭化成)、世界王者の橋本壮市(パーク24)を追う立場だが「GS大阪でも優勝したい」と下克上を誓った。

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