大相撲の秋巡業が17日、京都市で行われ、8場所連続休場明けの秋場所で10勝5敗だった横綱稀勢の里は稽古で関脇御嶽海と11番相撲を取り、9勝2敗だった。九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)へ向け「いい状態でいい稽古ができている」と充実感をにじませた。
名古屋場所で初優勝を果たした相手に対し、粘り強い取り口で、左を差して右上手を取る得意の形を披露した。「じっくりつくってきた。慌てることなくさばけた」とうなずいた。
久しぶりに本場所を皆勤してから迎えた秋巡業で、体調や相撲の感覚にも手応えを感じているという。