鶴竜、平幕の正代を相手に8番全勝 秋巡業で初の申し合い稽古「ここから上げる」

 大相撲の秋巡業は16日、大阪府泉佐野市で行われ、横綱鶴竜(33)=井筒=が今巡業の稽古で初めて相撲を取った。平幕正代を相手に8番取って全勝。「稽古なので」と内容にこだわらず、九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)を見据えて「(巡業は)あと半分。ここから上げてうまくやっていきたい」と意気込んだ。

 秋場所は10連勝後に5連敗と失速し「自分で崩れた」と振り返る。今年は春、夏で自身初の2場所連続優勝を果たし、名古屋場所を途中休場した。一年納めの九州へ「最後はしっかり締めたいという気持ちがある」と落ち着いた様子で話した。

 8場所連続休場明けの秋場所で10勝を挙げた横綱稀勢の里は稽古で相撲を取らず、四股などで汗を流した。

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