F1日本GP決勝 ホンダ入賞寸前でスルリ あと2周で抜かれ…4年連続で夢散った

 「F1日本GP・決勝」(7日、鈴鹿サーキット)

 トロロッソ・ホンダ勢は、予選7番手から出たピエール・ガスリー(22)=フランス=が11位、6番手から出たブレンドン・ハートレー(28)=ニュージーランド=が13位に終わり、今年もあと一歩で入賞(10位以内)を逃した。ホンダが15年にF1に復帰して以降、母国で4年連続のポイント獲得はならなかった。ポールポジションから出た総合首位のルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)が4連勝で今季9勝目、通算71勝目を挙げた。日本GPは2年連続、5度目の勝利。

 51周目、10位死守へ粘っていたガスリーが力尽きた。サインツ(ルノー)に追い抜かれ11位後退。あと2周が耐え切れず、悲願の入賞をまたも逃した。

 15年にF1復帰したホンダ。マクラーレンと組んだ3年では、ホームコースの鈴鹿で11位が2度と、あと一歩届かなかった。今年からトロロッソとタッグ。予選は6、7位と最高の結果を残し、ダブル入賞への期待が高まったが、4年連続で夢は散った。

 馬力増に成功した最新型パワーユニット(PU)「スペック3」は、決勝ではまだ戦闘力が不十分。ハートレーは「総合力が足らなかった」とガックリ。ガスリーは「あと一歩出し抜くのが困難だった」と悔しがった。

 3日間の観客動員は、過去最低だった昨年より2万8000人も増えて16万5000人。F1人気の復活にはホンダの躍進が欠かせない。

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