桃田賢斗が凱旋帰国 男子初の世界ランク1位「なることより継続が大事」

 バドミントン男子シングルスで、日本勢男子初の世界ランク1位となった桃田賢斗(24)=NTT東日本=が1日、アジアでの連戦を終え、羽田空港着の航空機に凱旋帰国した。

 「まだ正直、実感はない。でも、周りの人たちの支えで、ここまでこれた。でも、なることよりも継続することが大切。より一層、気を引き締めて取り組んでいきたい」。

 桃田は23日まで行われた中国オープンで準優勝となり、前週までの2位から、ついに世界ランク1位に。リオデジャネイロ五輪前の2016年4月7日付のランキングで自己最高位の2位となったが、その後の違法賭博問題による出場停止処分を受け、一時はランキングからも抹消されていた。

 17年7月に国際大会復帰を果たし、282位でランキングに戻った。今年1月からは日本代表に復帰し、世界選手権で初優勝。今月のダイハツヨネックス・ジャパン・オープンも初優勝。わずか1年2カ月の超スピードで、過去の自分さえも超え、トップまで駆け上がった。「バドミントンができることのありがたさ、試合ができることへの感謝、そういう気持ちの部分が変わった。ランクは気にせずに1試合1試合、丁寧にやってきた積み重ねが世界ランク1位になった」と、うなずいた。

 直前の韓国オープンは左かかと痛で、準々決勝で棄権となったが、「休めば問題ない」と、軽傷を強調。2年後には東京五輪も控える中、もちろんこれで満足することはない。「自分が思い描く世界ランク1位の選手は“レジェンド”の選手たちだった。リ・チョンウェイ選手みたいな。あの圧倒的感は今の自分にはない。少しでも追いつけるように、少しでも長く継続していけたら」と、力強く誓った。

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