貴乃花親方と芝田山親方は「仲が良くなかった」貴闘力が明かす 意見真っ向対立

 元関脇の貴闘力が26日、TBS系「あさチャン」に生出演し、協会に引退届を出した貴乃花親方について、秋場所初日に電話で話した際には、弟子をたくさん取りたいと意欲を燃やしていたことを明かした。また、25日に会見した相撲協会の芝田山親方と貴乃花親方は「昔からあんまり仲が良くなかった」と語った。

 電撃的に退職を表明した貴乃花親方と、現役時代から親交が深い貴闘力は、今回の決断について「よっぽど腹に据えかねたことがあるんじゃないですか」と意味深コメント。

 その証拠に、つい2週間ほど前の秋場所初日に電話で話した際には「これから沢山弟子をいれるから、お前も協力しろと。うちの子どもも2人いるから入れろと。横綱、大関にするからと。お前以上にするからという話はしていた。その時は辞める気持ちはサラサラなかった」と相撲への情熱に満ち溢れていたと証言した。

 夏目三久アナウンサーから「(貴闘力は)腹に据えかねることがあるのはご存知だった?」と聞かれると「協会がいいとか、貴乃花がいいとかではなく、協会を良くしようという考えは(双方)変わらず、意味合いが違うだけ。言えない部分はある」と考え方の違いを訴えた。

 今回の貴乃花親方の言い分と、協会側の言い分が真っ向食い違っていることも注目されているが、貴闘力は「貴乃花と大乃国さん(芝田山親方)は、あんまり仲良くないからね。昔からあんまり仲良くなかった」と暴露。芝田山親方は、25日に協会側として会見に出席し、貴乃花親方の言い分を否定していた。

 夏目アナからその部分を改めて突っ込まれると「仲が悪いというか、初めて(貴乃花親方が)巡業に出た時に『合わんぞ』と言っていた。そこから仲が良くない」と説明。不仲が引退に繋がった訳では無いとしたが「俺の時も(協会と)話し合っても言っていることが伝わらないし、反対に伝わるのが多々あった。それが怖い。思惑があるから」と考え方が合わないことも、今回の騒動の引き金になったのではと推測していた。

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