貴乃花親方引退 協会圧力に「苦渋の決断」告発状「事実無根と認めることできない」

 大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱=が25日、日本相撲協会に「引退届」を提出した。同日、都内で会見し、引退理由については3月に内閣府に提出した告発状を巡り、協会から事実無根であると認めるよう圧力を受けたこととした。ただ協会は、貴乃花親方が提出したのは引退届で、親方が辞める場合に必要な協会の「退職届」ではなかったため受理せず。圧力をかけた事実もないと否定した。

 貴乃花親方の電撃引退に、六本木ヒルズの一室にはTVカメラ40台、報道陣300人が集結した。

 「真実を曲げることは、私にはできません」

 弟子の貴ノ岩に対する元横綱日馬富士の暴行事件を巡って協会と対立。3月9日に協会の対応を問題視し、内閣府に告発状を提出した。後に自らの弟子の暴行問題を受けて取り下げたが、会見で、8月7日に協会から告発状が事実無根であると結論付けた文書が届いたことを明かした。貴乃花親方は事実無根ではないことを文書で通達。すると秋場所中、ある役員から認めなければ一門に属せないと圧力を受けたという。

 親方衆は5つある一門のいずれかに所属しなければならず、貴乃花親方だけ所属先が未定。27日の理事会までに移籍先が決まらなければ処分される可能性があった。「苦渋の決断だが、弟子たちの将来を見据えて」と、この日朝に引退を決断した。

 元横綱日馬富士の暴行事件を発端に協会と対立。協会No.3の理事から現在は親方序列最下位の平年寄に降格した。「一兵卒」として出直した。しかし貴乃花一門は解散に追い込まれた。味方はおらず、これ以上、協会を相手に戦う力は残っていなかった。

 新団体の設立を問われたがキッパリ否定。今後は協会から完全に離れ、弟子たちを「側面から」後押ししていくという。部屋には土俵を残し、そこで子供らに相撲を教え、相撲の発展に尽力するプランがある。「悔いはない」と言いつつも、無念の思いがあることを認めた。

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