3A2度成功で圧巻シニアデビューの紀平梨花が帰国「ここで満足してられない」

シニアデビュー戦から帰国した紀平梨花=関西国際空港
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 フィギュアスケート女子で、シニアデビュー戦となったオンドレイ・ネペラ杯(スロバキア)で優勝を飾った紀平梨花(16)=関大KFSC=が24日、関西国際空港に帰国した。

 フリーでは代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本決め、今季世界最高得点をマーク。合計点218・16点は、新採点が導入されたばかりだが、今季世界2位の好スコアだった。華々しいシニアデビューを「去年の世界ジュニアが悔しかったので、シニア初戦から気合を入れていた。SPは緊張して、このままではダメだなと思ったけど、しっかり自分を分析してフリーは思ったとおりの精神状態で挑めたかな」と、充実した表情で振り返った。

 フリーでのトリプルアクセル2回成功は、国際スケート連盟(ISU)公認大会では、浅田真央以来2人目の快挙。出来栄え点(GOE)でもともに2点以上の加点が付く高評価を得た。「国際大会での2本成功がっていうのはあまり知らなかったんですけど、自分の練習してきたことをとにかく色んな方に見てもらえたらと思っていた。2本成功できたのは、いいスタートを切れたのでうれしいし、次の試合ももっと集中して頑張りたい。ここで満足はしていられない」と、力強く語った。

 シニアGPデビュー戦となるのは、NHK杯(11月9~11日・広島)。その前週に行われる西日本選手権(11月1~4日・名古屋)からの異例の連戦で挑む意向を示した。元気いっぱいの16歳は「できるだけ試合を入れた方が慣れるかなと思って。連戦は悩むところだったけど、それでも慣れる方が優先。2週続けてっていうのはあんまりなかったですけど、挑戦して頑張ってみようかなと思います」と、笑顔で意気込んだ。

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