高藤 2年連続3度目の世界一「五輪王者に何としてもなりたい」

 「柔道・世界選手権」(20日、バクー)

 開幕し、2016年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの高藤直寿(25)=パーク24=が2年連続3度目の世界一に輝いた。永山竜樹(22)=東海大=との準決勝など6試合を勝ち抜き、2年後の東京五輪代表争いへアピールした。女子48キロ級で2連覇を狙った渡名喜風南(23)=パーク24=は銀メダルを獲得した。大会は軽い階級から順に行われ、最終日の27日には男女混合団体戦が実施される。

 高藤が王者の力を見せつけた。ヤマ場と位置付けた東海大の後輩にあたる世界ランキング1位・永山との準決勝を乗り越え、2年連続3度目の頂点。決勝は一本勝ちで2連覇を決められず、「決勝は逃げていたので全然、納得いっていない」と言いつつも、「(前回覇者がつける)赤ゼッケンを絶対に離したくないと思っていたので良かった」。前回王者の威厳を示した姿は、さすがの一言だ。

 「五輪王者に何としてもなりたい」。取り逃がした金メダルを奪うため、高藤は着々と進化している。

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