体操協会 パワハラ問題泥沼化も宮川に「体操を頑張ってもらいたい」

 日本体操協会は29日午後7時、速見佑斗コーチのパワハラ問題に関連し、都内で会見。暴力行為を受けた宮川紗江選手が同コーチからのパワハラを否定し、逆に協会から圧力をかけられていると指摘したことに対し、山本専務理事は「報道は初めて知ったが、そんなことは一切、関係ない」と否定した。

 また、宮川が7月中旬、日本協会の塚原千恵子・女子強化本部長、夫で日本協会副会長の塚原光男氏に呼び出され、暴力行為の証言を求められたが、宮川が拒否。これを受け、塚原本部長から「五輪に出られなくなる」と言われたと宮川が主張していることについて、山本専務理事は「そのことは分からない。ここでは回答を控えさせて頂きます」と保留した。初めて聞いたとして、「(協会側へ)宮川さんに訴えてもらい、『聞いてください』と言ってもらえたら粛々と調査します」と語った。

 18歳が会見したことについての思いを問われた山本専務理事は「感想をお話しすることはできません。回答することじゃないと思うので控えさせていただきます」とし、宮川の将来について「選手ひとり、彼女は有能であります。力はあります。大事な選手。かと言って、言っていることを正しいかどうか、彼女が感じていることと協会が感じていること、違うところがある。体操を頑張ってもらいたいというのはあります」と、複雑な胸中をにじませた。

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