北島康介氏 聖火リレーの政治利用にNO 08年北京大会前にチベット問題で混乱経験

 日本コカ・コーラは28日、2020年東京五輪の聖火リレーパートナーシップ契約を締結したと発表し、大会組織委員会とともに都内で会見。同社と契約を結ぶ競泳平泳ぎ五輪2大会連続2冠の北島康介氏(35)、競泳女子の今井月(18)、スケートボードの西村詞音(19)、碧莉(17)が出席した。

 聖火リレーは2020年3月26日に東日本大震災の被災地・福島県からスタート。7月24日の開会式まで、114日間を掛けて全47都道府県を回る。自身が出場した08年北京五輪と、今年の平昌五輪で聖火ランナーの経験がある北島氏は、自身の経験から聖火リレーを取り巻く現実にも言及した。「色んな問題に直面する聖火リレーを経験させてもらったので」。08年北京五輪前の5月に長野で行われた聖火リレーに参加。当時、中国はチベット問題を抱えており、日本で行われた聖火リレーでもデモや妨害工作などで大混乱に。負傷者や逮捕者も出た。

 世界の注目を集めるイベントだけに、様々な思惑に利用される危険性はある。北島氏は「みんな夢を持って走るし、日本の良さをアピールするチャンス。注目が集まるから利用するというのが、生まれてくるんだと思うけど、違った目的を持って見て欲しくない」と、切に願った。

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