暴行被害の貴ノ岩が5場所ぶりの幕内復帰 秋場所番付発表

番付発表会見した御嶽海
2枚

 日本相撲協会は27日、秋場所(9月9日初日、両国国技館)の新番付を発表した。左大胸筋の負傷などで8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=は東横綱2枚目に座った。今場所に進退を懸ける意向を示しており背水の陣で復活を期す。

 大関栃ノ心(春日野)が初のカド番。大関2場所目でのカド番は00年秋場所の雅山以来8人目となる。

 10場所連続三役の関脇御嶽海(出羽海)が初の大関とりに挑戦。夏場所で9勝、先場所は13勝2敗で初優勝を果たした。3場所計33勝が昇進目安でノルマは11勝。

 貴景勝(貴乃花)が小結返り咲き、4場所ぶり三役復帰。

 隆の勝(千賀ノ浦)が千賀ノ浦部屋からは現師匠が16年4月8日に継承して以降、初めての幕内。部屋としては11年秋場所の舛ノ山(現舛乃山)以来。

 貴ノ岩(貴乃花)が5場所ぶり幕内復帰。昨年秋巡業で元横綱日馬富士から暴行を受けた影響で十両に降下していた。

 常幸龍(木瀬)が14場所ぶり十両復帰。三役経験者が三段目に降下し十両復帰は十両が地位として明確になった1888年以降初めてとなる。

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