池江璃花子、次の目標は「世界水泳で必ずメダル」 限界「感じてない」

帰国後、金メダルを手に笑顔の(左から)競泳女子の鈴木聡美、池江璃花子、競泳男子の瀬戸大也、小関也朱篤=羽田空港(撮影・開出牧)
2枚

 インドネシア・ジャカルタで開催中のアジア大会で、1大会女子選手史上最多、また男女を通じて日本選手史上最多となる6個の金メダルを獲得した池江璃花子(18)=ルネサンス=ら競泳選手らが25日、羽田空港に到着した。

 200人以上が待ち構えた到着ロビーに姿を見せた池江は「お帰りなさい」と声をかけられ、笑顔。手を振り、お辞儀をして声援にこたえた。

 取材に応じた池江は「世界でてっぺんをとる前に、アジアでてっぺんをとりたいなというふうに思っていたので、個人種目4冠をとることができたのもうれしいんですけど。リレーでも日本記録を出したりメダルをチームで取れるっていうのは、東京オリンピックへ向けて、いい収穫かなと思います」と振り返った。その上で、「東京オリンピックの前に来年の世界水泳があるので。私は世界水泳、オリンピックではメダルをとったことがないので、世界水泳で必ずメダルをとることを目標にして来シーズンからもトレーニングを頑張っていきたいです」と、先を見据えた。

 今大会で、自身の潜在能力のうち「7・5割ぐらい」を出せたという。裏を返せば伸び代はあると感じているといい、「今回だせる力はすべて出せたと思うんですけど、まだまだ限界はパンパシも含めて、タイムに関しては感じていないので、まだタイムは伸びるなという感じはあります」とさらなる高みを視野に入れている。「限界が特にないと思っているので。他にそのタイムを出している選手がいるということは自分でも出せないはずがないと思っているので」と頼もしかった。

 今大会、池江は50メートルと100メートルの自由形、50メートルと100メートルのバタフライ、400メートルリレー、400メートルメドレーリレーで金メダルを獲得する6冠を達成した。男女を通じて日本選手のアジア大会1大会で最多の記録で、全参加国を通じても女子選手では1大会史上最多の金メダル。また、1大会での通算メダル獲得数は8個(金6、銀2)で、82年に北朝鮮の男性射撃選手が金7個、銀1個を獲得したのに並ぶ、史上最多タイの記録。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス