「八百長」告発の元小結板井さん死去 自宅で倒れているのを関係者が発見
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大相撲の元小結板井で、引退後に自らの関与を含め八百長を告発した板井圭介さんが死去したことが14日、分かった。関係者が明らかにした。62歳だった。14日に東京都内の自宅で倒れているのを関係者が発見し、その後、死亡が確認された。
板井さんは大分県出身。実業団を経て、1978年秋場所初土俵。突き、押しを武器に序ノ口から三段目まで3場所連続で優勝を成し遂げ、デビューから26連勝をマークした。
79年秋場所で新十両、80年秋場所で新入幕を果たした。殊勲賞、技能賞を1度ずつ獲得。最高位は89年夏場所の西小結。91年秋場所で引退した。
2000年に週刊誌などで大相撲の八百長の存在を告発した。08年には記事を巡る裁判に証人として出廷し、自らの八百長への関与を認めた。