山県主将 広島に復興の「金」届ける…アジア大会結団式に647人出席

 18日に開幕するジャカルタ・アジア大会の結団式が13日、都内で行われ、選手団647人が出席した。主将を務める陸上男子の山県亮太(26)=セイコー=は、西日本豪雨で甚大な被害を受けた故郷・広島に復興の金メダルを届ける覚悟だ。

 山県は力強く宣言した。「目標は100メートルで金メダル、400メートルリレーで金メダルを取ることです」。7月末には左足違和感で欧州遠征から早期帰国したが「質も量も高い練習が積めている」と仕上がりは上々だ。

 結団式では壇上で「このアジア大会から未来につながるバトンを東京に届けられるよう、一人一人が全力で戦い抜く」とあいさつ。

 「スポーツには素晴らしい力があると思う。最近は西日本豪雨や猛暑、災害が報じられていて心苦しいが、このような時こそスポーツの持つ力を発揮するべき。結果を残すために全力を尽くすつもりでいるし、たくさんの人に前向きな気持ちになってもらいたい」。自身の走りでチームジャパンをけん引し、ふるさとへ勇気を届ける。

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