「東京五輪に参加できなくても…」“山根発言”波紋 連盟・吉森専務理事まで苦言

 不正問題に揺れる日本ボクシング連盟の山根明会長(78)が8日、大阪市内で「本日をもって辞任を致します」と表明した。

 山根会長が声明で「東京五輪に参加できなくても、その次の五輪もあります」と発言したことが波紋を広げている。「再興する会」の菊池氏は「高校生の不安をあおるような発言には怒りを感じる」と憤慨。スポーツ庁の鈴木長官は「選手には東京五輪で頑張ってもらいたい。いい形で競技ができるように態勢を整えたい」と述べた。日本連盟・吉森専務理事も「あれはショックを与える言葉」と話し、「間違ったというか軽率なあれ(発言)になったと思う」と珍しく山根会長に苦言を呈した。

 また、国際ボクシング連盟(AIBA)への影響力が強い山根氏を欠くことへの懸念を報道陣から問われた鶴木代表は「不正前提で会長を選ぶようなことは絶対にしたくない。にらみをきかすとかそういう思考で会長を選ぶことは一切考えていない」と言い切った。

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